下記の表は会社別の口座数、預り保証金、売上高、営業利益の一覧だ。口座数の多い順に並べたものだ。最大手の外為どっとコムがやはり一番多い。
口座数が多いことは、顧客から支持されているということになるが、他社よりFX業界への参入の早さ、休眠口座なども考慮すれば、もはやあまり意味を成さないデータと言える。
FXは株と違い、引越しは資金を引き上げるだけなので極めて容易である。そのため、少しでも条件がいい方に流れる傾向があるため、FXプライムやマネーパートナーズなど取引条件のいい会社へ移行するケースも多い、
FX会社名 | 口座数 | 預り保証金 | 売上高 | 営業利益 |
外為どっとコム | 502,805口座 | 978億円 | 159億円 | 53億円 |
外為オンライン | 212,895口座 | 489億円 | 191億円 | 136億円 |
FXプライム | 90,352口座 | 114億円 | 36億円 | 1億円 |
マネーパートナーズ | 140,592口座 | 320億円 | 97億円 | 17億円 |
セントラル短資FX | 138,038口座 | 381億円 | 30億円 | 2億円 |
サイバーエージェントFX | 121,450口座 | 251億円 | 未開示 | 未開示 |
クリック証券 | 118,399口座 | 426億円 | 163億円 | 72億円 |
ヒロセ通商 | 97,849口座 | 74億円 | 21億円 | 5億円 |
FXプライム | 90,352口座 | 114億円 | 36億円 | 1億円 |
FXトレーディングシステムズ | 84,980口座 | 未開示 | 未開示 | 未開示 |
MJ | 80,032口座 | 93億円 | 46億円 | 14億円 |
トレイダーズ証券「みんなのFX」 | 48972口座 | 81億円 | 未開示 | 未開示 |
フォーランドフォレックス | 未開示 | 未開示 | 未開示 | 未開示 |
ここで注目して欲しいのが、口座数の横に記載した売上高と営業利益だ。口座数に多い上位の会社は売上高に対し5割前後の営業利益がある。これは他業種では考えられない利益率だ。ぶっちゃけて言えば、FX会社は非常に儲けているということになる。
儲かるから参入する会社が多く、会社が多いから競争が激化する、我々投資家に取っては好循環、というのが現在の状態だ。ますます会社同士がサービスを競いあって、より良いサービスを提供してもらいたいものだ。