FX会社の会社データ

下記の表は会社別の口座数、預り保証金、売上高、営業利益の一覧だ。口座数の多い順に並べたものだ。最大手の外為どっとコムがやはり一番多い。

口座数が多いことは、顧客から支持されているということになるが、他社よりFX業界への参入の早さ、休眠口座なども考慮すれば、もはやあまり意味を成さないデータと言える。

FXは株と違い、引越しは資金を引き上げるだけなので極めて容易である。そのため、少しでも条件がいい方に流れる傾向があるため、FXプライムマネーパートナーズなど取引条件のいい会社へ移行するケースも多い、

口座数、預り保証金、売上高、営業利益一覧(2010年8月調べ)
FX会社名 口座数 預り保証金 売上高 営業利益
外為どっとコム 502,805口座 978億円 159億円 53億円
外為オンライン 212,895口座 489億円 191億円 136億円
FXプライム 90,352口座 114億円 36億円 1億円
マネーパートナーズ 140,592口座 320億円 97億円 17億円
セントラル短資FX 138,038口座 381億円 30億円 2億円
サイバーエージェントFX 121,450口座 251億円 未開示 未開示
クリック証券 118,399口座 426億円 163億円 72億円
ヒロセ通商 97,849口座 74億円 21億円 5億円
FXプライム 90,352口座 114億円 36億円 1億円
FXトレーディングシステムズ 84,980口座 未開示 未開示 未開示
MJ 80,032口座 93億円 46億円 14億円
トレイダーズ証券「みんなのFX」 48972口座 81億円 未開示 未開示
フォーランドフォレックス 未開示 未開示 未開示 未開示

ここで注目して欲しいのが、口座数の横に記載した売上高と営業利益だ。口座数に多い上位の会社は売上高に対し5割前後の営業利益がある。これは他業種では考えられない利益率だ。ぶっちゃけて言えば、FX会社は非常に儲けているということになる。

儲かるから参入する会社が多く、会社が多いから競争が激化する、我々投資家に取っては好循環、というのが現在の状態だ。ますます会社同士がサービスを競いあって、より良いサービスを提供してもらいたいものだ。